· 

自分を理解する

今回は、

就職活動中の学生さんに限らず、

ぜひ多くの人に

知っていただきたい内容でもあります。

 

自分自身についての理解を深めるとしたら

なにから考えていきますか?

 

「自分は、なにがしたいか」

「自分は、なにが好きか」

「どんな経験を重ねてきたか」

 

もちろん、それらもあるでしょう。

 

自分自身の心について理解するポイントは

いくつもあります。

その中で、

入口となるものを、ひとつ紹介します。

 

それは 『欲求の充足』を把握することです。

欲求の充足

どんな瞬間に「自分の中で欲求が満たされた」と感じるのか

その感覚を注意深く捉えていきましょう。

ひとりひとりで違います

そして、

ひとりの人の中にも様々にあるはずです。

 

他の人との関わりに限ったものを、いくつか並べてみましょう。

何気ないやりとりが嬉しかったり、

誰かと同じ目的を共有することで充実感を覚えたり、

ライバルと競っている時にライバル意識で高揚したり、

認められたかったり、

褒められた時に満たされたり、

連絡を密にとると満たされたり、

干渉されない自分の世界を大事にしたいといった欲求もあるでしょう。

 

欲求の充足の意味をじっくり探っていくと、

これまでの、そして

これからの生き方が見えてくるかも知れませんよ。

 

さらに、

欲求の充足の反対で、

「どんな瞬間に不満足を感じるのか」という

「欲求の不充足」 の視点もまた、

自分を理解することに繋がっているはずです。

期限を決めずに

なにも、期限はありません。

早急に自分で自分のタイプを決めつける必要はないのです。

 

「こんな時に満たされる」

「こんな時に満たされない」

そういった洞察を続けつつ

じっくりと捉えていってはいかがでしょうか。

 

なお、

就職活動の面接試験で話される際は

「私は、こういう時に

欲求の充足を感じます」という言い回しは硬いので、

自分の言いやすい言葉に換えて、

エピソードに添えてくださいね

鹿野 豪

トップへ

電子書籍のご紹介

臨床心理学ってなにの表紙

amazon kindle(電子書籍)にて発売中