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表現を考える

 今日は 『表現』 について

心理学の視点で書いていきます。

 

このイラストでは音楽を演奏している様子ですが、

さんそれぞれが「表現」という言葉から

連想するものを起点として

ご一緒に進められたらと思います。

表現とは

自分の中にある事柄を他の人に伝わるようにする行為、

それが『表現』だと考えられます。

 

話したり、

文字を書いたり、

ジェスチャーをしたり、

表情を向けたり、

物品を使ったり、

衣類で示したり、

絵や、造形、音楽、映像を使うなど、

様々な表現方法があります。

 

その意図には

意味内容を伝える表現や、

自分に湧いた感情を伝える表現、

何気ない表現もあれば、

ハッキリさせたい表現もあります。

表現する意味

「自己表現」という言葉がありますが、

自分の中にある形の無い事柄を表現できた時には、

気持ちの良いものです。

 

伝えようとした内容をそれなりに正確に伝えられた時には、

スッキリした気持ちになるでしょう。 

 

また、表現には、

表現をする人がいて、

一方で、

それを受け取り理解しようとする人がいるというのも

重要なポイントです。

 

私たちの身の回りは表現で溢れています

街の看板も、張り紙も、表現です。

誰かがしている話も表現です。

ひとりが発信した表現もあれば、

何人かの協力で発信された表現もあるでしょう。

 

中には、伝えたい相手に充分に伝わる表現もあります。

逆に、伝わらない表現もあるでしょう。

 

こうした様々な表現は、

心の健康と、切っても切り離せない関係なのです

 

正確に伝わらないとモヤモヤする人もいれば、

飄々としている人もいるでしょうし、

周りの人との対人関係によっても変わるでしょう。

状況や状態も変わっていきます。

 

ただ、

そこに「これが正解だ」と一般化できるようなものはありません。

 

そして、表現と心の健康の関係を納得できるまで検討できるのは、

ご本人をおいて他におりません。

表現と心理カウンセリング

一度あらためて、表現について考えてみませんか?

 

当たり前だと思いがちな

ご自身の表現や周りの人の表現に、

新たな発見があるかも知れません。

心理カウンセラーは、その取り組みにご協力いたします。

 

これもまた、心理カウンセリングの正しい利用の仕方なのです。

鹿野 豪


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