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内か外か

扉絵

「内弁慶(うちべんけい)」という言葉がありまして、

意味は、

身内に対しては偉そげに振舞うのに

外では態度がガラリと変わって弱気になるさまを指します

 

心(もしくは脳)には

周りの人たちに関して

「内(うち)」か「外(そと)」かで区別する働きあるようなのです。

区別の程度

「人類、みな兄弟みたいなものだから、

初めて会った人もずっと一緒にいる人も同じように接する」と

いう価値観もあるでしょう。身内にも外からの人にも変わりなく。

 

一方で、

「身内」と「身内ではない」を区別する価値観もあるでしょう。

 

区別の程度に違いがあります。

 

さらに言えば、

ひとりの人の中でも、状況によって程度は変わるようです。

内の範囲

どこまでを「内」と定めるのか、

その範囲も、様々なようです。

 

例えば、

数名で作っている仲間を「内」とするのか、

学級というくくりを「内」とするのか、

所属する学校を「内」とするのか、

街を、地域を、国を…どこまでの範囲で「内」とするのか。

小さなものから大きなものまで、

子どもでも「内」の範囲の定め方は様々にあります。

大人でも同様でしょう。

 

身内という言葉は、

家族や親族に使われることもあれば、

会社などで使われることもあります。

優しいか厳しいかのパターン

一概に言えるものではありませんが、

とりあえず「内」か「外」かで態度を変える人のパターン

単純に2通りに分けるなら、次の通りです。

 

(1)内に優しく、外に厳しい

または

(2)外に優しく、内に厳しい

 

それぞれ、どういったイメージでしょうか?

 

一緒に居る人たちが居心地よく、

外の脅威から守ってくれる態度であれば、

良い(1)だと言えるでしょう。

 

ですが、

身内に過剰に甘かったり、やたらと外に敵を作ってしまうようなら、

社会全体のためにもなりませんし、

長い目では身内にも悪い影響がおよぶことがあります。

同じ(1)でも、良いものとは言えません。

 

外からは「優しい部長さんなんですね」と見えているのに、

部下たちには「優しくない」と感じられている場合もあります。

(2)です。取引先に良い顔して、部署では横暴。

 

ですが、

例えばミスが危険につながる職場であり、

身内の社員に対して必要な厳しさをもって接しているのだとしたら、

それは(2)は(2)でも、必ずしも悪い(2)とは言えません。

内と外のとらえかたを知る

何が「正しい」とか、何が「間違っている」とは言えません。

今回のブログとしても

そういったことを言いたいのではありません。

 

ただ、

それぞれの価値観や生き方に関して、

心の中で「これは身内」「あれは外」と無自覚に区別して

つい対応を変えてしまっているのだとしたら…

 

内と外のとらえ方を客観的に理解していくことは

ご自身にとって良い気づきになるではないかと思います。

 

心理カウンセリングは、そうした気づきのお手伝いもいたします。

※ 当ブログで記す 「心理カウンセリング」 とは

 川越こころサポート室が提供するものを想定しております。

 他機関の専門性を保証するものではないことをご了承ください。    

鹿野 豪

川越こころサポート室のロゴ

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