· 

感化について(前編)

自己正当化の扉絵

今回の心理ブログは、

『感化』(かんか) についてです。

 

『感化』 とは、

直感的に

「自分が求めていたのは、これだ」と思って、

影響を受けることを意味します。

 

言い方は「『感化』される」と受け身形になります。

 

『感化』される内容は、

なんでも

その人なりに直感的に「良い」と思ったものです。

 

これに近い働きをする心の機能には、

誰かの表現に対して

「それは自分の思いに通じる」と感じるという意味の

共感』 が挙げられるでしょう。

感化されて取り入れる

『感化』では、

影響を受けて、

その要素を自分に取り入れようとすることがあります。

それが目に見える形の場合もあれば、

目に見えない場合があります。

 

一度、

皆さんにとっての『感化』されたものを思い描いてみてください。

 

影響を受けて、取り入れてきたことです。

ご自身がどんな人や事物に『感化』されてきたのか…。

さらには、

周りの人たちは、何に『感化』されていると考えられるか…。

小さなものを含めると

無数の『感化』を受けているのではないでしょうか

感化の効果

『感化』の効能について

考えてみましょう。

まず、「これだ」というものを見つけたことで

単純に心地よいはずです。

そして、心理的に安定し、

楽しみや、やりがい、ひいては

生き甲斐をもたらしてくれることがあります。

「これは自分を成長させてくれる」と

感じるものもあるでしょう。

 

一方で、『感化』の悪い点はありますか?

 

おかしなものにハマってしまった時。

後になって「バカだった」と笑える程度なら

むしろ良いのですが、

そうでないものである危険性、

精神的であったり経済的なリスクは、

なんであれ常にあるでしょう。

 

また、

これは心の機能のひとつである

『般化(はんか)』 という仕組みなのですが、

本来のそれと性質の共通する別のものに対して

『感化』が生じる現象には、気をつけなければなりません。

例えば、

なにかしらの私怨が背景にあり、

『感化』によって、

それと事実上は無関係なものを攻撃する者かに

賛同して同調や支援をするとしたら、

それが『般化』ですが、

客観的にその経緯が妥当とは言えません。

感化と心理カウンセリング

人は『感化』されている時には、

判断の視野が狭くなりがちです。

その理由として、

快の感覚や、

(参考 >>『心理ブログ』快と不快について

ポジティブな感情を伴うから、

 

(参考 >>『心理ブログ』感情について

もしくは、

それを大事だとみなす思いが勝ってしまうから

だと考えられます。

これらは良いものであると同時に、

自分自身の視野を狭めてしまうのです。

 

心理カウンセリングでは、

『感化』について検討することも可能です。

 

ご自身にとって良いと考えられる『感化』には

現実でも、心の中でも、

積極的に関与をすれば良いのです。

「自分を翻弄する」や「自分にとってマズい」と考えられる『感化』なら、

それを悪い癖をみなし自覚して、線引きをしたり

距離をとることも有効だと言えます。

どちらとも言えない『感化』は、

ちょうどよく関わっていくことが望ましいでしょう。

 

>> 後編へ

※ 当ブログで記す 「心理カウンセリング」 とは

 川越こころサポート室が提供するものを想定しております。

 他機関の専門性を保証するものではないことをご了承ください。   

鹿野 豪

川越こころサポート室のトップへ

電子書籍のご案内

シリーズ:心理アセスメント概念

『いろんな主体性』

いろんな主体性の表紙

パソコンやスマホで読める電子書籍。

amazon kindle にて発売中。