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対人感度とは

扉絵

ビジネス用語で使われることもあるようですが、

ここでは心理学のお話をします。

感度とは

『感度』とは

心の敏感さ・鈍感さを表す言葉です。

 

個人差があります。

 

また、ひとりの心でも、

様々な刺激に対して同じように敏感または鈍感な場合もあれば、

なにかしらの刺激に対してのみ敏感または鈍感な場合もあるでしょう。

感度を考える時のポイント

その敏感さや鈍感さは

生まれ持った性質なのかも知れません。

 

一方で、

なにかしら体験によって

敏感・鈍感になることもあります。

 

そして両方が関わっているものもあります。

 

『感度』は、成り立ちの把握が重要です。

対人感度とは

人と人の関わり。

そこには様々な意味合いがあります。

 

人との関わりにおける『感度』についても、

様々な意味合いがあります。

 

様々な意味合いはありますが、

ざっくりと

他者との関わりにおける敏感さ・鈍感さ

表す言葉が『対人感度』です。

対人感度の成り立ちを把握する

例えば、

『対人感度』という言葉から、

『対人恐怖症』を連想された方もいるのではないでしょうか。

この場合、

ひとくちに『対人恐怖症』と言っても、

その成り立ちは人それぞれに異なるものです。

 

成り立ちを把握してこそ、

心の状態を把握したことになります。

 

そして方針が導き出されます。

心にとって、

環境を工夫すれば困難さは緩和するのか、

安心感を重ねる体験が望まれるのか、

高すぎる『感度』そのものを落ち着かせるべきなのか、

傷つきを癒して過度な敏感さ・鈍感さを戻すのか、

などなど…。

 

『対人感度』がどのような影響を及ぼしてきたか。

心の内面とともに

行動(の制限)があればそれも把握していくと良いでしょう。

 

ここでの把握とは、

自分自身の心に関する現状を客観的に把握する

というものです。

自らの性質として直に背負い続けてきたのを

その成り立ちから把握することによって

少しでも気持ちが落ち着くのであれば

まずはそれを目標にしたいと思います。

対人感度を把握するために

『対人感度』について

思いつくままに

紙に書き出してみるのも良いでしょう。

 

「自分はこういう事柄に『感度』が高い」

「こんな相手に強く反応してしまう」

「人との関係でこういったことについては関心が持てない(鈍感)」

などです。

 

聴いてくれる相手がいる人は話してみるのも良いかも知れません。

いずれにしても肝心なのは把握です。

批判的・否定的な返しをしてくる相手だと

望ましい把握は期待できないでしょう。

 

把握のお手伝いには

心理カウンセリングもお役に立てると思います。

鹿野の顔写真

鹿野豪

公認心理師(登録番号 : 2225)

臨床心理士(登録番号:  17852)

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